包括保健師日記 2017. 3. 13
アッという間に3月になってしまいました。春を感じる今日この頃、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか
今回は、平成29年3月11日開催しました「第3回 竜洋地域
地域医療を支える専門職の会」のご報告をします。
開会の挨拶の後、おおつ内科・小児科 大津敏昭院長に、「認知症
高齢者の運転免許についての問題点」~本人と家族に対するかかり
つけ医のかかわり方~ をご講演いただきました。翌日には改正道
路交通法が施行されるというタイミングでのお話で、関心高く問題
意識を持って話を聞くことができました。
認知症高齢者が運転をやめられない理由や、やめるにあたっての
本人・家族側の問題点と医師側の問題点、具体的な数々の事例につ
いてお話しいただきました。
次に「竜洋地域における認知症の人とその家族の現状」として、
家族・交番の協力のもと運転免許を自主返納した認知症高齢者の事
例と、多職種連携による支援を受けて独居生活を続ける認知症高齢
者の事例 (ささえあい手帳を活用して)を、竜洋地域包括支援センタ
ーより報告しました。
多職種支援の中心となった白寿園居宅介護支援事業所の主任ケア
マネ鈴木綾子さまと、山崎医院の山崎晃院長に、本事例の個別課題
解決に向けての「多職種連携」の有効性と、近隣親戚の支援の大き
さと本人の自己実現についてお話しいただきました。
さらに参加いただいた専門職のみなさんでグループワーク(※小
地域ケア会議としました)をして、「認知症の人とその家族に対して、
私が、事業所が、このチームができること」について検討しました。
こうして多職種連携の会議に参加して問題意識を持つことから、軽
度認知症(MCI)の方々を早期診断・対処につなげることが必要だとい
うことまで、様々な意見を共有することができました。後日、詳細
についてはご報告したいと思っています。
週末夜間に会議に参加してくださいました52名のみなさま、本当
にありがとうございました
また、このブログをここまで読んでくださったみなさまも、あり
がとうございます。来月は容赦なく年度が替わります。新年度の準
備をしつつ、やり残すことがないようお互い頑張りましょう。
ではまた